♪自己紹介
ミューズ・ミュージックシンセサイザ研究会(MMS)は、Moog(アナログ)式ミュージックシンセサイザの自作を目指すアマチュアの集まりです。
この研究成果を反映した電子楽器の設計・製造・保守・改造を行っているのが、カタヤマテクニカルサービスです。
【発足の経緯】
MMSは、1974(昭和49)年、兵庫県明石市で発足しました。神戸大学教育学部附属明石中学校(当時)での音楽の授業で出会った初期の ミュージックシンセサイザ(ローランドSH-1000、Mini-Moog)に魅せられ、なんとか自作したいと思った生徒たちが、情報交換し始めたのが最初です。
同校の音楽科にシンセサイザを導入したのは、鈴木寛先生(現・兵庫教育大学名誉教授)でした。
当然、学校の授業だけでなく、正規の課外活動として電子音楽研究会(電音研)というクラブもあったのですが、当時はクラブの掛け持ちができないシステムだったこと、電音研が演奏を活動の中心としていたことなどから、別個に活動する私的なサークルがいくつもできたのでした。
こうした私的なサークルのひとつが、私たちMMSだったわけです。
発足当初、サークル名は「ムーミン・ミュージックシンセサイザ研究会」でしたが、後に「電子展望」誌に研究発表を行うことになった時点で、「ミューズ・ミュージックシンセサイザ研究会」に改称しました。
【おもな活動】
〜1975春ごろ
ペンタッチ型単音オルガンなど、とりあえずドレミが出る装置を製作。
これらは、おもに「子供の科学」「初歩のラジオ」「ラジオの製作」などの製作記事をアレンジしたもの。
1975夏〜1976年春
「電子展望」の記事(樫田素一氏ら)を元に、アナログシンセに最初のチャレンジ。
部品の入手の問題などから完成には至らなかったものの、PCBの自作など多くの経験を積んだ。
1976年春以降
モジュラータイプに目標を定め、設計・製作に着手。
改名の契機となった研究発表のベースができる。
1977年〜1979年
「ローコストで高級システムを狙ったミュージックシンセサイザの製作」を「電子展望」1977年12月号〜1978年11月号、1979年1月号に連載(全12回)。
その後、MMSとして関連製作記事を「電子展望」「トランジスタ技術」などに発表。
1980年
カタヤマテクニカルサービスを正式に立ち上げ、海外パーツの共同購入を開始。
【雑誌掲載記事一覧】
No. |
掲載/発表 |
タイトル |
掲載誌 |
発行/発売元 |
|
年 |
月 |
||||
1 |
1977 1978 1979 |
12 2〜11 1 |
ローコストで高級システムをねらったミュージックシンセサイザの製作 1〜12 |
電子展望 |
誠文堂新光社 |
2 |
1980 |
4 |
電話お知らせ器の製作 |
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3 |
1980 |
12 |
VCA式オーディオミクサの実験 |
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4 |
1982 |
8〜9 |
ローコストで効果のある手作りイルミネーション (1)、(2) |
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5 |
1982 |
10 |
ハンダごて温度調節器 |
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6 |
1983 |
9 |
続・ローコストで効果のある手作りイルミネーション |
||
7 |
1985 |
9 |
オート・フェーダの製作 |
トランジスタ技術 |
CQ出版社 |